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研修会「認知症の人の心を感じて」

研修会「認知症の人の心を感じて」

認知症の理解

 

東京ACTをお呼びして「認知症の人の心を感じて」と題し研修を行いました。

座学での認知症研修はたくさんありますが、東京ACTの研修は一味違う研修でした。

SPSD研究生のみなさんが、実際に認知症の方になりきって演じ、ヘルパーの対応にどういう変化が起きるか・・・ということをファシリテーターが進行し受講者が実感していくという研修です。

今回は、実際に自分たちの中で難しいと感じている事例を研修として組み立てていただきました。

 

事例1

訪問介護における入浴拒否の利用者にヘルパーはどう対応するか

ヘルパー:「お風呂いかがですか」

利用者 :「今日はいいわ」

そのあとヘルパーはどう対応していきますか?

 

事例2

通所介護において認知症の程度が違う利用者同士のいざこざにヘルパーはどのように対応するか

利用者A:「ここはあんたの席じゃないでしょ」

利用者B:「私の席はここですよ」

と言い合いになった時にヘルパーはどのように声をかけその場を収めるか

白熱した演技で、本当に認知症のご本人かと思うほどでした。

さて2つの事例にはもちろん伏線があり、救いの手もあったのですが、演技者として前に出たヘルパーは経験をもとに、ありとあらゆる手だてを講じ、言葉をかけました。

 

落ち着いてみている受講者は当事者の様々な発言からヒントを得ています。

 

認知症当事者の発する言葉・しぐさ・行動には介護者に様々なヒントをもたらしてくれます。

そのヒントを注意深く聴き・見つめ・パターンを分析する。つい時間に追われ見逃していることはないか、しっかり目・耳・気持ちを研ぎ澄ましケアすることが大事だと実感した1日でした。

このwebサイトは、平成26年度『独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業(WAM助成)』の助成金で作成しました。

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